毛抜きを使うメリットとデメリット

「毛抜きでの脱毛のメリット・デメリットは?」「毛抜きでの脱毛の注意点はある?」「毛抜きの正しい使い方は?」
ムダ毛処理に欠かせないアイテムといえば毛抜きですよね。
狭い範囲であれば簡単に行えますが、広範囲だと時間がかかったり長い目で見ると肌トラブルの原因にも!
毛抜きを使った脱毛では、抜いた後の仕上がりがキレイに見えますし、数週間ツルツルを維持できます。またかなり安価でできる脱毛方法です。
しかし毛を無理やり引き抜くので皮膚に負担がかかり、皮膚のたるみの原因になったり、脱毛時に皮膚を傷つけてしまうと、埋没毛につながってしまいます。
それでは、毛抜きを使った正しい脱毛法、注意点、メリット・デメリットを解説していきましょう。
-目次-
毛抜きの正しい使い方
- 毛抜きの消毒
- 脱毛部位を温める
- 皮膚を引っ張る
- 毛の生え際を掴む
- 毛を引き抜く
- 脱毛部位を冷やす
- 患部を保湿する
毛抜きの消毒
毛穴に雑菌が入らないために、汚れやほこりがついているようであれば丁寧にふき取り、除菌ティッシュや消毒用アルコールを含ませた布で消毒してください。
脱毛部位を温める
温かいお湯で洗顔または入浴し、肌を温め毛穴を開きます。
毛穴が緩んだ状態の方が、ムダ毛処理時の痛みと肌へのダメージが少なく済みます。
皮膚を引っ張る
毛抜きを持たない方の手で毛を抜く場所の皮膚を軽く引っ張ります。
皮膚がたるんでいると毛がうまく抜けなくて、強く引っ張りすぎても毛穴が縮まり抜けにくくなるため、軽く優しく引っ張りましょう。
毛の生え際を掴む
毛抜きでムダ毛の生え際(根元)を掴みます。
先端部を掴んで抜こうとすると、毛穴への負担が大きく、抜く時の痛みが大きくなるため止めましょう。
毛を引き抜く
毛が生えている方向(毛の先端がある方)に向かって抜いてください。
逆に抜くと毛穴の開きが大きくなってしまいます。
ゆっくり抜くと痛みが激しいため、素早く抜きましょう。
脱毛部位を冷やす
多数の脱毛された皮膚は軽い炎症を起こして熱を持った状態になっています。
布を巻いた保冷剤や冷やしたタオルを当てて冷やしましょう。
患部を保湿する
消炎作用、鎮静作用のある化粧水やクリームを塗って保湿します。
毛抜きのメリット
コストが安く済む
安い毛抜きは100円から購入可能。
高品質な毛抜きでも、2、3,000円程度でしょう。
カミソリのように替え刃なども必要がないため、コスト面では非常に優れています。
小さな部位が処理しやすい
指の根元など小さくて曲がっている場所だとカミソリなどでは曲線に沿わせにくくて処理がうまくいかない場合があります。
毛抜きだと細かい部位にも対応しやすく、一本一本丁寧に処理が可能です。
持ち運びしやすい
毛抜きは軽く小さいため、外出の際にどこにでも持ち運んで気軽に脱毛ができます。
伸びてきた毛がチクチクしない
カミソリなどで毛を剃ると、ムダ毛は根元で直線的にカットされます。
カットされた部分が肌にあたるとチクチク・ざらざらの手触りになります。
一度抜いたムダ毛は先端が自然に細くなっているため、チクチクとした手触りにはならないのです。
毛抜きのデメリット
処理に非常に時間がかかる
毛抜きは脱毛器やカミソリ、シェーバーのように何本もの毛を一気に処理できません。
一本一本、手で抜いていくため、処理に非常に時間がかかります。
例えばワキ毛の場合、少ない人なら数本から数十本で済みますが、毛量の多い人だと三百本以上になる場合も。
毛が多い人ほど処理時間が嵩んでしまいます。
処理時に痛みを伴う
物理的に毛を引っ張って根元部分から抜くため、引き抜き時に痛みを感じます。
特に皮膚が薄い場所や粘膜が近い場所などでは出血してしまうほどです。
毛穴へのダメージが大きい
毛抜きでは強い物理的負荷をかけて毛根部を引き抜くため、毛穴が一時的に大きく広がってしまいます。
毛穴の広がりを感じ、肌が損傷したと脳が判断し、肌を強くするためのメラニン色素を発生させます。
これが毛穴の色素沈着や肌の黒ずみの原因となるのです。
特に色白の人や肌が薄い人、敏感肌の人などの場合、毛穴が茶色くポツポツと目立つようになったり、ワキ部分全体が黒ずんだりする場合があります。
埋没毛になりやすい
毛抜きして毛穴が広げられると、身体は肌の傷と受け取り再生させようとします。
毛穴の奥の毛母細胞も活発に働き、抜かれた部分に毛を生やそうとするのです。
2つの働きによって皮膚から毛先が出ずに薄皮一枚の下で伸び続ける毛が「埋没毛」または「皮下再生毛」と呼ばれます。
埋没毛は肌の中でとぐろに伸び、肌に良くないし、見た目にも悪く問題です。
ツルツル期間は短い
毛抜きで処理した部位は、一時的に毛のないツルツル肌になります。
一度抜かれた毛穴部分からムダ毛が再生するまで、数週間はかかるため、それなら効果が長いと感じます。
しかし、人間の体毛で現在見えている毛は、全体の30%~40%程度で、残りの毛穴の毛は処理後すぐに伸びてくるため、一週間もすればまた体毛が目立ちます。
まとめ
毛抜きは極力使用を避けておきたい脱毛法ですが、どうしても毛抜きで抜きたい!抜いた時の爽快感が欲しい!という方は、お風呂後などの毛穴が緩い状態で、アルコールなどで消毒してから毛抜きを使用しましょう。
その後しっかり冷やし、化粧水・クリームなどでしっかり保湿しましょう。