脱毛当日の入浴はNG！シャワーはOK？

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脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛の施術を行うと、注意点について説明があると思います。その中に、「脱毛施術の当日は、入浴してはいけない。」というものがあります。脱毛サロンやクリニックに通っている人ならば知っていることですが、脱毛施術した当日は、入浴が禁止されているんです。

それは何故かと言うと、入浴することによって肌トラブルを生じるから、です。だから脱毛施術当日の入浴は禁止されています。

また、お風呂に入ること全般が禁止されているわけではなく、バスタブにお湯を溜めて浸かることが主に禁止されているので、勘違いしないように注意する必要があります。

この記事では、何故脱毛施術後に禁止されているのか、その理由を詳しく解説するとともに、いつから入浴が可能か、入浴してしまった場合の対処法などを紹介していきます。

それでは、見ていきましょう。

-目次-

脱毛施術後当日の入浴はNG？

脱毛施術後、脱毛した部位は、レーザーや光の照射によって、軽い炎症、つまり、軽いやけどのような状態になっています。そんな状態の肌で湯船に浸かってしまうと、どのような事態になるのでしょうか。脱毛後にお風呂に浸かることで起こりえるトラブルは主に3つあります。

1.施術により肌内部に熱がこもっているのに、脱毛部位が更に温められ炎症がひどくなる
2.入浴で血流が促され、脱毛部位が刺激を受け、更に乾燥しやすくなって、かゆみが出る
3.バスタブ中のお湯の中の雑菌により、毛嚢炎になるおそれがある

なお、これらのトラブルは医療脱毛（レーザー照射）、光脱毛（フラッシュ、ライト脱毛）のどちらでも起こる可能性があります。光脱毛だから、大丈夫ということはありませんので、注意が必要です。

脱毛は、脱毛機器を皮膚に照射しています。レーザーや光を毛や毛根に当て、熱で脱毛部位の毛乳頭と呼ばれる細胞を破壊して脱毛を行っているのです。そのため、肌にもダメージがあり、肌の保護機能が弱っています。

脱毛機器の照射時の温度は光脱毛が約60℃、レーザー脱毛は約200℃となっていて、光を当てる際に、毛根周辺の皮膚に熱が伝わり、肌は軽いヤケドになった状態になっています。

脱毛サロンや医療脱毛クリニックでは、脱毛後の肌を冷却してクールダウンさせてくれますが、一時的に炎症をおさえても、入浴しお湯に浸かると体温が上昇するため、肌にこもった熱とあわせて炎症がひどくなるのです。

脱毛後、入浴すると血流が促され、脱毛した部位がかゆくなってきます。入浴すると、体中の血の巡りがよくなって、肌を刺激し、かゆみがでてくるのです。つまり、脱毛施術後だけではなく、日焼けをしたとき、炎症を起こしている時などは、入浴を避けた方がいいということです。

バスタブの中は、どれだけ綺麗に掃除しても、お湯の中に雑菌が入っています。健康な肌なら、多少の雑菌程度では何も起きませんが、脱毛施術後の肌が弱っている状態だと、様々な病気にかかる恐れがあります。

肌の感染症の代表的なものが、毛嚢炎という病気でニキビのような吹き出物ができる感染症です。毛嚢炎を治療するには、病院で処方される軟膏薬が必要となり、費用も時間もかかってしまいます。さらに、毛嚢炎の治療が長引いたり、潰してしまうと色素沈着を起こし、シミができてしまうため、注意が必要です。

以上、脱毛後の入浴がNGの理由を解説していきました。この記事をよく読んで肌トラブルを起こさないようにしましょう。

サロンで脱毛後のお肌はとてもデリケートで日焼けした時と同じような状態になり、炎症を起こしやすくなっています。肌の保護機能も低下しているため、湯船につかったり、温泉やサウナなども数日間は避けておきましょう。

施術当日でもシャワーはOKですが、次の3つの点に気を付けてください。

1.ぬるめのシャワー
肌に熱がこもっているため、熱いシャワーはNG。38℃くらいのぬるめのシャワーで済ませてください。あまり温いのは嫌……という方はぬるめのお湯から初めて肌の調子を確認しつつ温度を上げることをオススメします。

2.ごしごししない
身体を洗う際は、石鹸やボディーソープをよく泡立ててから手のひらで優しく洗いましょう。ボディタオルは刺激が強すぎるため避けてくださいね。また、お風呂上りもタオルでごしごしせず、そっと押し当てて水気を取ると良いですよ。

3.短時間で済ませる
シャワーの時間は短く済ませて、体温があがりすぎないようにしましょう。

施術から3日ほど経過すれば湯船につかってOKです。

また、お手入れ後の肌はいつもより水分量が少なくなっていて、非常に乾燥しやすくなっています。かゆみや炎症に繋がる前に、しっかりと保湿することを心掛けてください。

お手入れは手持ちのスキンケア用品で大丈夫ですが、できれば刺激の少ない敏感肌用を使うのがおすすめ。腰回りやヒップなど見落としがちな部分など、脱毛した部位はすべてしっかり保湿してくださいね。

今回は脱毛後の入浴がNGである理由、どんなトラブルが起きるかを解説しました。また、入浴がNGといってもシャワーならOKですので、肌を清潔に保つためにも、シャワーを浴び、スキンケアをして、肌トラブルを起こさないように気をつけましょう。