脱毛翌日にエステやマッサージの施術を受けるのは良い？
「脱毛後にエステに行ってもいいの？」「脱毛翌日にマッサージ施術を受けても大丈夫？」
脱毛の施術を受け、ムダ毛がなくなった綺麗な肌を見ると、エステやマッサージをして、もっと美肌効果を高めたいという欲求が沸いてきますよね。
脱毛翌日にエステやマッサージの施術を受けたいと思う人は少なくありません。
ですが、敏感になっている肌にエステやマッサージの施術をするのはNG。
それでは、何故エステやマッサージの施術を脱毛後にしてはいけないのか、詳しく解説していきましょう。
-目次-
脱毛後のエステやマッサージ施術はNG
脱毛サロンや医療脱毛クリニックで脱毛した後の肌はとても敏感な状態になっています。
エステやマッサージの施術を受けると血行が良くなり、脱毛した部位に赤みなどができてしまいますので、脱毛後のエステやマッサージの施術はやめておいた方が良いでしょう。
エステやマッサージがダメな理由
そもそもマッサージとは
マッサージとは、手のひらや指を使い、体表面に摩擦や加圧などの刺激を加え、血液やリンパの循環を良くして、神経や筋肉が正しく機能するように働きかける施術です。
血液の流れを改善して、血流をスムーズにサポートしてくれるのが、マッサージです。
マッサージの効果でサラサラの血液となれば、体の機能が正常に働き、健康的な体を手に入れることができます。
それだけでなく、老廃物やリンパの流れがよくなるため、アンチエイジング効果にダイエット効果、美肌効果が期待できるようになります。
しかし、肌が温まってしまうため、脱毛後の肌は炎症を起こしてしまう場合があるのです。
脱毛後の肌とマッサージの影響
肌へのダメージ
脱毛後の肌は、目には見えない小さな傷や軽い火傷を負った状態となっています。
脱毛は、毛の黒い組織のメラニン色素に反応する特殊な光を使って施術します。
毛根部の組織にダメージを与え、脱毛させていくという仕組みで、光の照射は出来るだけ毛穴に限られるのが望ましくなっています。
しかし、光を広範囲にわたって、照射し、脱毛していくために毛穴以外の肌に影響を与えずに脱毛していくのは難しく、ほぼ不可能です。
そのため、毛穴だけでなく毛穴周辺の肌も少なからずダメージを受けてしまい、それが脱毛のデメリットです。
肌が敏感に
脱毛の光の照射により、表面の温度が上がった肌は、肌表皮から水分が蒸発し、乾燥した状態になっています。
肌にとって乾燥ほど、大きなダメージはなく、乾燥してしまうと肌トラブルを引き起こしてしまいます。
その原因は、本来肌にあるバリア―機能を失ってしまったからです。
毛穴から分泌される皮脂は保湿という役割を持っているため、肌を乾燥から守るという大切な機能もあるのです。
肌は、脱毛の施術によって皮脂が過分に蒸発してしまって、バリアー機能がなくなった状態に。
バリアー機能を失っているため、一時的に無防備な状態となるため、些細な刺激にも敏感になり、肌トラブルを引き起こしやすくなります。
マッサージがダメな理由
体温が上昇する
マッサージには、血流促進や老廃物のスムーズな排出、リンパ循環を正常に促す働きがあり、血の巡りが良くなり、体温が上昇します。
体温の上昇は、身体が持つ防衛機能や免疫力を高めるため、本来なら歓迎することですが、脱毛した後の肌には大きなダメージを与えてしまいます。
マッサージ効果で体温が上昇すると、肌表皮の温度も上がり、敏感になっている肌は炎症などの肌トラブルを引き起こします。
血行促進で赤みや腫れに
脱毛の施術後、肌に赤みや腫れが出来ている場合があります。
そのままマッサージやエステの施術を受けると、血流やリンパの巡りが良くなって、赤みや腫れが酷くなってしまいます。
赤みや腫れには冷やして血液の流れを正常に戻して、症状を緩和させないといけないのですが、脱毛後のマッサージは炎症を起こしている肌を更に温め、悪化させることになるのです。
肌への刺激
マッサージやエステなどの施術は、肌に直接触れて刺激します。
脱毛後の敏感になっている肌を、手のひらや指で刺激すると、当然雑菌が毛穴から入ってしまうリスクが高まります。
健康的な肌の状態ならば、雑菌が多少肌に付着しても問題ありませんが、敏感な状態にある脱毛後の肌には危険です。
バリアー機能を失っているため、簡単に毛穴から雑菌に侵入され、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
まとめ
脱毛後の肌は敏感でデリケートな状態になっています。
エステで体を温め血行をよくしたり、強い力でマッサージを行い肌に刺激を与えると、いつもは肌が強い方でも脱毛とエステを短期間で行うと翌日からヒリヒリとしてしまいます。
赤みや腫れが出ている場合、それらが引くのは1～2日はかかりますので、脱毛翌日のエステやマッサージの施術は避けた方が無難でしょう。
また、赤みや腫れが出ているなら、保湿を心掛けて、一時的に失っているバリアー機能を補ってください。
肌表面に症状が出ていないからといって油断せず、最低でも1日以降空けておきましょう。
また余裕がある方は1週間～10日程度空けておくと安心ですよ。