鎮痛剤を飲んでから脱毛はNG!?

お役立ち情報

脱毛施術を受ける時、服用していると施術を断られる薬があります。意外と日ごろ、薬を服用する機会はあるものです。常備薬のほかにも、一時的な風邪薬や花粉症などの薬など、様々な種類があります。女性特有のピルなどの薬もあります。

それでは、鎮痛剤はどうなのでしょうか。最近はロキソニンなどが市販されるようになって、需要が増加しています。それらを飲んでからの脱毛は良いのでしょうか?

結論はNGです。

脱毛の痛さは体調や、施術をする部位によっても異なります。たとえば、VIOの脱毛は最初はかなり痛みを感じる方が多い箇所です。施術の前に鎮痛剤を飲んで痛みを抑えたいと思う人も居るでしょう。

しかしながら、答えは「施術ができなくなるためNG」です。

それは何故なのでしょうか。今回は、その理由と注意点、飲んでしまった場合の対処法を詳しく解説していきます。

脱毛施術前後は、鎮痛剤に限らず服薬はNG

脱毛サロンの脱毛器は肌に優しく、痛みが少ないように配慮されたマシンが使われています。初めての脱毛の時は「輪ゴムではじかれたように痛い!」と感じることもあるかもしれませんが、すぐに慣れたという声が多いです。また、体調によっても痛みの感じ方が変わるので、前日はよく睡眠をとって脱毛するのがおすすめです。

どうしても痛みを抑えたいと思う人は痛み止めの薬などを飲んで脱毛施術をしようとする人も居るでしょう。しかし、ロキソニンなどの痛み止めの薬(鎮痛消炎剤)には光に反応して赤みや炎症を引き起こしてしまう成分が入っているのです。そのため医療脱毛クリニックや脱毛サロンで行われるレーザー脱毛や光脱毛の光に反応してしまうのです。この光に反応してしまう症状を「光線過敏症」と言います。

光線過敏症について

光線過敏症とは、本来、太陽光にさらされた皮膚が赤みや炎症、かゆみがでる病気です。太陽光によって引き起こされる免疫システムの反応で、日光アレルギーとも呼ばれます。また、ある種の薬や化学物質を服用したり、皮膚に塗ったりした後、光を浴びると発症する場合があります。このように皮膚を紫外線に対して過敏にする作用のある化学物質が鎮痛剤には含まれていて、それが原因で光線過敏症になるのです。

つまり、消炎鎮痛剤に限らず、光線過敏症を引き起こす化学物質が含まれている薬を服用した後は、脱毛施術ができないのです。

鎮痛剤以外の注意が必要な薬

・抗生物質
・降圧薬
・抗不整脈薬
・利尿尿薬
・抗精神病薬
・NSAIDs外用薬
・抗ヒスタミン薬
・抗不安薬
・抗うつ薬
・抗てんかん薬
・血糖降下薬
・抗リウマチ薬
・抗癌剤

上記の他には、女性ホルモン製剤などのホルモンバランスに作用する薬は脱毛効果が著しく低下するため施術NGになります。また、飲み薬だけでなくアトピーの治療に使われるステロイド薬なども塗っている時は施術ができなくなり、花粉症薬には抗ヒスタミン薬が入っていることが多いため、これもまたNGの薬の一つです。

脱毛サロンでの薬の対応はどんな感じ?

医師からの処方薬を服用している場合、必ず医師に脱毛をしても問題ないか、確認するように指示されます。もし、医師が許可を出しても、脱毛サロンの判断で断られる場合もあります。市販薬を服用している場合も脱毛サロンの判断で決められます。服用している薬の種類や期間をカウンセリング時などに正しく脱毛サロンに伝えましょう。脱毛サロンのスタッフは医師免許がありませんので、服薬している時の施術で体調を崩しても適切な対応が困難な場合もあります。自己判断せず、些細な薬でも全て伝えておくべきでしょう。

また、予防接種も脱毛施術日の前後10日間は禁止していますので、注意が必要です。

もし鎮痛剤を服用してしまったら?

脱毛施術の予約をしていて、うっかり当日服用してしまったらどうなるのでしょうか。基本的に当日の服薬は、どんな薬でもNGです。また、脱毛施術日前後、数日間は服薬禁止としている脱毛サロンも多くあります。もし、脱毛当日にうっかり服薬をしてしまったら、必ず脱毛サロンに連絡を入れましょう。仮に「光線過敏症」や肌荒れなど肌トラブルが生じた場合、症状が治まるまでは脱毛施術を休まなければなりません。また、症状によって痛みやかゆみ、火傷、色素沈着などの状態が重症化すると、薬がさらに追加され、更に延びてしまいます。そうならないように、うっかり服薬をした場合は、必ず脱毛サロンに連絡をして、指示に従うようにしましょう。

まとめ

薬を飲んでいる時は、脱毛サロンの相談しましょう。薬による副作用には、「光線過敏症」のみならず、炎症、火傷、かゆみ、湿疹などの症状になる恐れがあり、風邪薬などでも「このぐらいなら大丈夫だろう」などという自己判断はやめてください。思わぬ副作用を予防するためにも、服用する薬がある場合は、処方薬、市販薬どちらの場合でも、全て脱毛サロンに相談してみましょう。医療脱毛クリニックなら医師がいますので、適切な対処をしてもらえますが、脱毛サロンには医師免許を持っているスタッフがいないため、服薬に関しては厳しい目で見られます。つまり、脱毛時は、健康状態が良好で、服薬する必要がない時にしてください。

以上、今回は鎮痛剤を服用した場合の脱毛施術がNGの理由と、注意点、対処法などを解説しました。

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